クリスマスが近づいている間も、バレンタインに向けてのCoco de MerのDM作成、写真撮影、ホームページの立ち上げ等の準備に明け暮れる。今回は一般販売にさきがけて、知人を中心に限定200箱を先行販売することに。パッケージとロゴのデザインをM氏に正式にお願いした際に言われた事を思い出す。「もうこれで引き返せませんよ。始まりますね。」
ロゴとパッケージのプロトタイプがいくつか出来あがり、それを見て感動。



こういうヴァージョンや


このような開き方をするヴァージョンもあった。


食品対応の紙探しから始まり、箱や中敷きの色、テクスチャーなどなど。物作りって深い。箱の開き方一つをとっても、中々決まらない。


丸く切り取った形はかわいいけど、実際男性がチョコレートを取ろうとすると指が入らないかも。


あまりお目にかからない引きだしタイプにはそそられた。ワンクッションおいてスライドさせたり、ドキドキ感を追及する自分のコンセプトには合う予感。
一枚のチョコレートに込めた想いは誰に、どこまで届くのかな。


今年1年、そして2007年からのジャーニーを振り返った時、全てがつながった。

あの時、NY入国管理で後ろを振り返らなければ。

デートを断り、アップルストアに行かなければ。

Coco de Merと言うアルバムに出逢わなければ。

旅はそこから始まった。いや、2007年の春に某大手外資系銀行からの就職オファーを辞退した瞬間から、この旅は始まっていたのかもしれない。内心、35歳を過ぎてのこの決断は、崖から飛び降りる気持ちだった。受けるべきか、断るべきか。自分の心の声に耳をすませ、最後に決断した時に、何かがしっくりきたのだ。言葉では説明しきれない何かが。
あえて例えるとすれば、誰かを本当に好きになった時にその人のどこが好き?と聞かれても答えられない。ただ「好き」というゆるぎない気持ちがあるだけ。そう、この選択は自分の人生にとって必然、という確信のみ。
人生はちょっとしたきっかけで大きく変わっていく、変えられる。

NYの空港で偶然再会した友人が、つぶやいていた言葉を思い出した。「あの時もし、君が振り返らなければ、僕は君に気付かなかったし、今こうして一緒にいなかったかもしれない。」この瞬間、私の人生から「偶然」と言う言葉はなくなり、奇跡は日々起こっていると確信する。

今年の終わりは、これまで私に起こった出来事全てに感謝をして過ごそう。そして2009年へと続く、まだ見ぬ未来へ向かう勇気もたずさえて。