どうなるのかな~?と思いながらも、とにかく行動。
まったく関係ない話しではあるが、知り合いから「誰か若いバイトちゃんを紹介してくれ」との連絡が入る。サンプリングのバイト@新宿広島館。商品は、佐伯チズさんもお勧めの“生姜でPO!”だった。「永野さんは、まさかこのバイトには興味ないよね?」との質問。新宿高島屋に行く途中のボードウォークで、一日立ちっ放しのバイトを私がするはずがないと決めつけていたらしい(後はもちろん若いバイトちゃんでも当然ないので)。
無理やり?お願いして今後のサンプリングの勉強になるかな?と思い、3日間“生姜でPO!”を新宿の路上で宣伝する事に。久しぶりに現役の女子大生と肩を並べて肉体労働。


印象に残ったのは、高島屋に行く途中に寄ってくれた上品な二人組のおば様。行きがけに10袋買ってくださったが、お互い高知(生姜の原産地)にご縁があるとわかり、帰りもまた私を頼りに寄ってくださり、さらにお買い上げ。お客様に商品をお買い上げいただくよろこびをかみしめる。商品が良い事はもとより、販売を通してのコミュニケーションが付加価値になることを実感。
そして一緒に働いた女子大生にも、永野さんの会社に就職させてください!なんて応援されて、いつかこんなイイ子達を雇えるような会社にしようと思う。


ブラームス・原田浩司さんとの出逢い
数日後、親友の妹がパリから一時帰国し、宿泊中のペニンシュラホテルで開くパーティーに招かれる。そこで必然的?にも、一年前に都内でチョコレートファクトリーを開店したショコラティエを知っている人達と出逢う。その翌週、そのショコラティエを紹介してもらえることに!


ミーティング当日、何をどうショコラティエの原田氏に話して良いか全くわからなかったが、オーガニックチョコレートに対する思い、サラとの出逢いを含め、チョコレートで表現したい自分なりのエロス、Sensualityの話をしたら、「自分も勉強になるから!」と彼の工房で一緒に実験をしてくれることになる。


最初は、週一程度で原田氏の工房の仕事が一段落した時間に合わせ、カカオバター&その他材料を抱えて京橋に通う日々がスタート。初めて見るイタリア製のテンパリングマシーン。


ともに時間を過ごして行くうちに、ヨーロッパで修行をし、またその血を半分受け継いでいる原田氏も私と同じ考えであることが判明。彼も、男と女のチョコレートを表現したかった様子。ちなみに彼は、この様なチョコレートの型(カーマスートラ)をヨーロッパから持ち帰っていた。


最初は少し距離をおいて簡単なアドバイスのみだったが、時間がたつにつれて、オーガニックカカオやおもしろい素材を私が仕入れてくる度、九州出身の彼は「いや~東京っておもしろいな~!本当にチョコレートが好きな人がいるんだな~」としきりに喜んでくれた。彼も日本人の為に、日本で作るチョコレートを作りたかったとの事。


私は私で、日本でオーガニックカカオとパワーフードを主原料とした、愛する人が毎日安心して、エネルギッシュにもなり、二人で盛り上がることの出来るチョコレートを作りたいと思った事など話しながら、Coco de Merの原型となる味を、試行錯誤しながらつくりあげていく。


この間もチョコレートに関する資料を集めているうちに見つけた、ヴァローナ社が主催している、チョコレートのクラスに申し込んでみる。


レクチャーはまずカカオ豆の知識から始まり、テンパリング等、技術的な内容のレクチャーへと。


良いものを知るには悪い例も出てきて、かなり本格的。


そしていよいよテンパリングの実演へ。


各々がカカオ豆の種類を選び、いざチャレンジ!


チョコレートの温度に悪戦苦闘中。


どうにかこうにかマイブレンドでカレ(フランス語で四角いの意味)を完成。


最後は名前入りのボックスに詰めて出来あがり。


一日がかりのセミナー後も、スタッフの皆さんは心良く、私の質問攻めに対応してくださいました。やっぱりチョコレートと関わる人は暖かい。面白い。