カカオの事が気になり始める。チョコレートに関する様々な本を買いあさり、歴史について知れば知るほど魅惑され、自分で作ってみよう!と思いリサーチ開始。


その間、去年のオーストラリアで開催されたビジネスセミナーで知り合ったジョンに久しぶりに再会し、彼のオフィスに遊びに行く。ビジネスオファーをもらうが、何故かチョコレートの話になり、「自分の会社でやってみたら?」と簡単に言われ「え~?!」と叫びながらも、自分でもびっくりする行動に出てしまう。オフィスをジョンに間借りさせてもらい、起業することに。

司法書士を紹介してもらい、準備にかかりながら、オーガニックカカオバターをネットも含め探すが、国内では大阪の商社一社しか見つからない。しかも小売はなし。ロンドンもUSも、見つけたものは高すぎる。

そんな中、東京での生活は過ぎて行く。そして、ある友人の送別会で隣にいたアメリカ人と話していたら、カリフォルニアに住んでいる彼の友人がオーガニックショップを始めたとのこと。すぐさまメールで繋いでもらう。結局その店はオーガニックグラノラのみの販売であったが、使用しているカカオパウダーの販売元N社を教えてもらう。

N社のサイトを調べるとオーガニックカカオバター、マス、マカなど探していたものをほとんど扱っていた。しかもペルーのフェアートレード農園と、パートナーシップを結んでいる。

早速自分の経歴とオーガニックチョコレートにまつわるストーリー、そして私の想いをメールすると、「君の力になりたい」とパートナーの一人から返信メールが送られてきた!
まずは自分で材料を取り寄せ、家での孤独な実験を開始。お菓子作りのプロでもないし、日本では海外と湿度も材料も違うので、なかなか思う通りに進まない。

そんな中、ロンドンのサザビーズ時代の同級生が香港から出張で来日。今はシリコン素材を扱う会社のデザイナー兼代表を勤めていると。食事に行った際に家で作ったチョコレートを持って行き、試食してもらう。そうすると「シリコンで、チョコレートの型を作ってあげようか?」と言われびっくり。今までは医療業界やパソコン業界で活躍していたシリコンを、デザイン性のある商品作りに取り入れ、この素材の良さをもっと多くの人たちに知ってほしいと。翌週、彼女は早速サンプルを送ってくれた。


そして、これもまたご縁だが以前から仲良くして頂いていたギャラリーオーナーのMさんとお食事をしている時に、チョコレートを作る話しをしてしまった。そうするとなんとMお姉さまが「あら、じゃ~うちの主人にパッケージをデザインしてもらえば?」と気軽におっしゃるので、真に受けて、さっそく翌週ご主人様のオフィスへ。知らなかったけど、デザイン業界では、かなり有名な方であった。まだお願い出来るような私ではなかったが、これもご縁とお願いしてしまう!