今年もお正月は祖父の待つ高知へ。3年前に祖母が他界してからは、毎年恒例になった。そして帰省のたびに少しづつ母とまわっている88カ所お遍路さんの旅。その昔、祖母が私達の為に辿った道を、こんどは私たち親子で。お経を唱えると、不思議と心が浄化されていくような気持ちになる。今年は少しがんばって37-65番札所まで足を延ばす。


45番札所は、背後の山に守られるように建つ岩屋寺。本堂よりも大師堂の方が大きいのは、山全体が本尊とされているから。ながい坂道を上がり、巨大な岩山の下に建つ本堂へ辿りつくには、266段の石段を登らなければならない。大師の行場は、さらに山道を上がった本坊の、右手上に大きな岩石のくぼみがある場所。そのくぼみにハシゴで上がると、雪が降り出した。しばらくするとあたりは真っ白に。冷たい空気で更に心を清める。弘法大師様はここで何を思われたのだろう。

今回最後の65番札所は三角寺。急な石段を登ってたどり着く境内は、緑が多くさわやか。この頃には雪はやんで晴れており、樹木が多い優しい山が「お疲れ様」とささやいてくれている様子。感謝の気持ちでお礼をし、明るい雰囲気の札所を去る。


金剛杖も、お疲れ様&ありがとう。