あるボランティア団体と共にロシアへ。モスクワ経由でサンクトに入り、そこの孤児院での家具作りや修復作業のお手伝い。私は美術館に勤務していたと言う単純な理由から、子供部屋のペンキ塗り替えを担当。


その時に一緒のグループになったロンドンから参加していたサラという女性と仲良くなる。サラは4人の子供の母であり、夫のフィリップと共に参加していた。3人一組で我々はペンキ塗りを始めた。私はこのくらいでいいかな~と思って休もうと思ったら、サラは子供達の為にもっと何かをと言いだし、床を雑巾で拭き始める。私もつられて、気がつくと自然と掃除機をかけたり、ベッドを並び替えて薄い毛布をたたんでいた。


その後彼女の提案で、暖かい毛布を子供達に寄付することに。

この時もし彼女の行動が偽善的で、周りの目を気にしての事と感じていたら、簡単に掃除を続けようとは思わなかった。写真を撮ろうと思ったNYの彼の行動もそうだが、自然体で心から自分が何かを人の為に(その人たちの喜ぶ顔を想像して)と思うと、自然と周りは動かされる。飾らないその人自身に惹かれるから…。 その後も旅の間は夫妻と交流を深め、特にサラの女性、妻、母としての純粋でパワフルなエネルギーに魅了される。

帰国後もメールで連絡を取り合う。
彼女が今はまっているのは家で作るオーガニックチョコレートと聞く。