一人の女性が本能の赴くまま生きはじめた瞬間、彼女の Journey がはじまった。偶然と必然の糸が紡ぎだした Coco de Mer は、たくさんの熱い心と冷静な頭脳の出逢いにより誕生しました。


東京の友人に新居に飾る写真の買い付けを頼まれ、NY在住のアートディーラーとギャラリー巡りをするためアメリカに向かう事に。(この時は仕事としてではなくバケーションも兼ねて、友人に会いに行く)

出発当日:
成田に到着。NY便が天候のせいで4時間の遅れと知らされる(事前にフライトの確認などしたことのない私としては初めての経験)。待合室で4時間読書。いつもとは違う旅になる予感が…?

ニューアーク空港到着前のアナウンスで空港は大雪と知らされるが、相変わらず何とも思わない。そのまま無事4時間遅れの夜に着陸。(後で以下友人から聞いて知るが、その晩のJFK便は全て着陸不可能、奇跡に近いNY着となった)

ニューアーク入国管理局:
長い列の中、「ふっ」と振り返ると、こちらを見て、アップダウン、ふりふり(注意を引こうとしている)見たことのある男性を発見。メガネをかけなおして、よ~くみると数年前から知り合いの男性。偶然?にも彼は友人の結婚式のため、3日間の強行スケジュールできていた。お互いマイレージ使用のエコノミーで乗っていたのがご縁か?後にこの事に感謝。というのも、外を出ると吹雪いている!道路向こうのタクシー乗り場は長蛇の列。どうみても2時間待ち。そこで彼はまず私と荷物を置いて、道路向こうの列が市内行きのタクシー乗り場かを確認。すぐに戻り、私と自分のトランクを水浸しの横断歩道につかぬよう持って渡ってくれた。今ふり返ると、もしあの状況で一人だったら?と考えると「ぞっ」とする。やはり、いつもご先祖様が見守っていてくださるとまた感謝。
列の最後尾に並ぶが、彼の機転で私はどうにか先に白タクに乗せてもらいNY市内へ。彼はNJ行きを待つことに。夜中にMOMA近くに住む友人宅に到着。その友人も私が辿り着いた事に驚いていた。彼女には、空港でヒーロー?が現れて助けてくれたと報告。

ヒーローとはたまたま?空いていた日曜にランチ(デート?)する事になる。結局一日一緒にすごすことになるが…。

日曜ランチ当日:
友人宅まで迎えに来てくれたので、セントラルパークを通ってレストランへ。町も公園も白に包まれていつもとは違うNY。雪=白は全てが新しくなる、また人生を仕切りなおすシンボルと以前聞いた事があるが、それくらい綺麗にすべてを洗い流して、ピュアにしてくれそうな午後。公園を散歩中に写真を撮る人たちに遭遇。この知り合い=ヒーロー(5年くらい前から知っているが、仕事上のお付き合いが主の為、今回初めてプライベートで会う)はそういう人を発見する度に、自然と「写真を撮りましょうか?」と何のためらいもなく近寄る。断られると、独り言のように首をかしげ、「おかしいな~、喜ぶんだけどな。」とブツブツつぶやく。そのグループに関しては、写真を撮ろうとしていた人は、すでに頼まれてた人のように見えたが、、、ヒーローの独り言は決して私にいい訳をしている様子ではなく、あくまでも「あれ、おかしいな?」と言う感じ。でもまた同じ光景に遭遇すると、迷わず手を差し伸べる。ちょっとした行動で他人の喜ぶ顔が見える。(この人と出逢ってからは私も写真を撮っている人を見かけると、迷わず「撮りましょうか?」とどこでも声をかけるようになった。撮ってあげると言うよりも、こちらが喜びをもらえるから)。

公園の中で偶然スケートリンクに遭遇。以前プロスポーツのマネジメントを仕事にしていた時に、フィギュア担当だった事もあり、お願いしたらすんなりOK。急遽すべる事に。何か以前見たことのある映画のワンシーンのよう。

ランチ後はツーリストっぽいルートを選択し、グラウンドゼロを初体験。(その場に立っても、やはり平和な時代の日本に育った自分には実感がわかない。ワールドトレードセンター近くに住んでいた友人の実体験を聞いていたが、今回もしヒーローに遭遇していなかったら一人では、絶対にここには来ないと思うと、やはり平和に関して考えさせられる。仏教には偶然という言葉は存在しないとしたら、今後私も何か平和に関わる事をしていくのか?と一人思ってしまう)。 センターからソーホーまでまた散歩する事に。

途中、ブティックを物色のため、そのワンブロック先のアップルストアで彼とは待ち合わせ。アップルに到着後、待っている間に1階においてあったiPodを聞いてみる。その時流れていた官能的な曲に心奪われる。(後にアルバム名がCoco de Mer, 曲はFireと判明。ヨーロッパのオペラとオーケストラのフュージョン)。帰国後、CDを探すがアルバム名を覚え間違えていた為、購入できず落胆。